田母神論文の田母神俊雄氏、都知事選をめぐり起訴される

 ツイッターのプロフィールでは、「私はいい人です。」と書いていた田母神氏だが、実際にはどのような人なのだろうか。

 田母神氏は現在、平成26年の東京都知事選をめぐって公職選挙違反の疑いで起訴されている。その内容は選挙を手伝ってくれた5人に対して報酬として200万円を支払っていたということだ。「お世話になった人にお礼をしなくてはならない。」と語り、一見いい人そうだが、罪としては運動員買収の罪にあたるそうで、選挙のルール上は微妙なラインとなりそうだ。

 

 元航空幕僚長の彼が有名になったのは、なんといっても論文「日本は侵略国家であったか?」であり、戦後GHQにより歴史解釈が西洋中心に行われていた日本にとって衝撃的な論文だった。「日本はいい国であった。大東亜戦争は当時のアジアの最後の希望の戦いあった。」という歴史解釈は斬新なものであり、物議をかもしたが、多くの賛同の声もあったようだ。

 はたして、今回の裁判ではどのような結果となるか、今後の経過から目がはなせない。