甲子園球場にて、魚が落下し阪神ーヤクルトが中断

 事件は阪神の6回の攻撃、2アウト走者なしのカウント1-1といった、いたって普通の試合の流れの途中に起こりました。

 魚の死骸が落下!?

 その瞬間、ヤクルトの外野手、ウラディミール・バレンティンがタイムをかけた。その理由は、上空から魚の死骸が落ちてきたためだそうです。そりゃあ、タイムでしょう(笑)。目撃者によると、上空を飛んでいた鳥がくわえていた魚を落っことしたそうで、突然魚が降ってきた状況にバレンティンは近づけないほどの怖がりぶりだったようです。さすがの名捕手も魚のキャッチの練習などしているわけもなく、いつもはチャーミングなバレンタイン選手でも、そりゃ怖いのは当たり前ですよね。

 海から甲子園球場までの距離

 気になって、海から甲子園球場までの直線距離を調べてみたところ、約1kmと近い距離にありました。おそらくは海岸に打ち上げられた魚をくわえた鳥が球場の上空を飛んでいるときに落としてしまったのでしょう。野球にとっても事件でしたが、きっと鳥にとっても事件だったに違いありません。きっと「あー、人がいっぱい集まってるとこに獲物を落としてしまった・・・これじゃあ取りに降りれないや。」と思ったことでしょう。

 タイム後は通常通り試合を再開 

 阪神の打者、ゴメスは3分間のタイムの間に表情を変えることなく試合の再開をまっていました。試合再開後、ヤクルトの投手・原樹に打ち取られて、悔しそうにベンチに戻っていました。

 

 それにしても、鳥が空から降ってくることなど、これまでの試合であったのでしょうか。今回の事件は歴史に残る珍事件として、貴重な映像となりそうです。